パンとチーズ

  
保存肉だけでなく、漬け物石みたいなチーズもおいしいです。
うす〜〜く切って食べると、最高です。
ナチュラルチーズやカマンベールとは違う、固いチーズ。
倉庫で寝かせて、ひっくりかえして何年もかけて作るらしいけど、
これが作れる職人は、雪印には、まだいなのでしょう。

あと、何はなくてもパン!パンがうまいのです。
やっぱ欧州は、小麦文化なんですよね。
バケットは、カリッとしてるのに、柔らかい。
だいたい、日本のフランスパンは、外側が固すぎます。
あごが疲れてくるのに、中はパサパサしてしまうのです。

向こうの人は、パンは、外側を食すようです。
朝食の時に見てると、コッペパンを半分に切って、
中の白いところを捨て、外側だけトースターに入れている人もいます。
芸術家は、白いとこは消しゴムにするのですよね。


また、パンコントマテって食べ方があって、これがかなりいけてます。
バケットに、トマトの果肉をぐちゅぐちゅ塗りこんで、
オリーブを垂らしただけのものです。
パンの白い所がピンク色にふやけてて、しかも酸っぱいのです。
これは、作ってしばらくすると、完全にふやけてしまうので、
パン屋の売り物ないはなれない代物です。一度お試しあれ。

クロワッサンも、しっかりバターの味がして、香ばしいんですよね。
ヨーロッパで食べるパンは、どうして違うのかなあ。
やっぱ硬質な水?湿度?バターかなあ。
日本では、バターは高すぎるよね。
たとえ同じパンを日本で作れたとしても、
悲しいかな、それはとてつもなく高価になってしまのです。

パンやチーズやハムって、庶民の食卓にあるべきものなんですよね。
ピザもそうだけど、いくら美味しくても¥1000もしたら、
ピザじゃない。¥300くらいで片手で食べるのがピザなんだよね。

ラスベガスで、冷ややっこを注文したら、¥800取られました。
¥800もしたら、冷ややっこじゃありません。
はたまた、東京で食べるタコ焼きもしかりです。
8個¥400は、タコ焼きじゃありません
タコ焼きは¥250くらいじゃないと、タコ焼きじゃないでしょう。

王宮ではなく、そういう庶民の食卓に、食文化は育つわけです。
日本は、農民はヒエやアワを食べてきて、
歴史的には、欧州に比べて貧しかったから、
日本食って、私達が思うほど美味しいもんじゃないんでしょうかね?

イタリア料理、韓国料理、中国、タイ、ベトナムetc..
その、メリハリのきいた味付けは、和食にはない文化です。
和食は、素材の良さと醤油に頼り過ぎて、
負けてるんじゃないんでしょうかね?

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